なぜ改善させなければいけないのか?
睡眠呼吸障害は 1.血中の酸素濃度低下と 2.睡眠の質低下を引き起こします。 患者さんは、寝つきが良いのに寝た気がしない、昼間の眠気・だるさ、 早朝の爽快感 が得られない、作業能率の低下、いびきなどの症状を訴えて来院されます。 しかし、実は寝ているときに呼吸が止まるなどの重大な負担が毎日の睡眠で起きています
1.血中の酸素濃度低下:肺に十分な酸素を吸い込め無い為に、心臓は多くの血液を 肺に送り込み、酸素濃度の維持に努めます。その結果心拍数の増加・肺動脈圧の上昇・血液にねばりが生じる・右心室の負担増 などが生じて、睡眠中の心肺機能の安静が保てなくなります。
2.睡眠の質低下:浅い睡眠が多く、深睡眠が無くなります。 そして睡眠の分断(目が覚めずに脳波記録により確認される)が頻繁に起るようになります。 深睡眠は副交感神経が働き体の各臓器の休息状態が保たれますが、 睡眠の分断は交感神経を興奮させ自律神経のスイッチ切替が頻回に起ります。 その結果心臓の脈拍が増加・全身血管系の収縮・早朝高血圧・左心室の負担増・動脈硬化 などを起し、生命を脅かす重大な合併症(脳梗塞・心筋梗塞・突然死)の発生が報告されています。 生活習慣病の予防には食事制限・運動療法だけでなくよい睡眠を確保する事が必要です。
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