協愛医院   -耳鼻咽喉科・気管食道科-   耳鼻咽喉科的疾患の診察、検査、治療、睡眠時無呼吸症候群の改善
 
 
 




花粉症とは 、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻みずなどのアレルギー症状を起こす病気で、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。

アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。


アレルゲンが1年中あるので、症状も1年中あります。
主な原因物質(アレルゲン):
ダニ・ハウスダスト・ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛・フケなど。


原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。
日本では、 約60種類の植物 により花粉症を引き起こすと報告されています。

主な原因物質(アレルゲン):
スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカバなど。


 
鼻の三大症状だけでなく、目の症状(かゆみ、なみだ、充血など)を伴う場合が多く、その他にノドのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。

さらに、シラカバ、ハンノキ、イネ科花粉症などの人がある果物や野菜を食べると、口の中がかゆくなり、はれたりする 「口腔アレルギー症候群」 という症状もあります。

最近、通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の両方に悩む人や、複数の花粉に反応する人も増えており、ほぼ1年中くしゃみ・鼻みず・鼻づまりに悩まされるという人も少なくありません。    
    

■花粉症がこんなに増加した理由!?

・スギ花粉量の増加
戦後に大量に植えられたスギが、伐採されずに残り、開花適齢期をむかえ、さらに、地球温暖化の影響も受け、春のスギ花粉飛散量が増えています。

・排気ガス・大気汚染
・食環境の変化・不規則な生活リズム

また、 排気ガスなどによる大気汚染や、精神的ストレスの増加、高カロリー高蛋白の食生活により栄養摂取がアンバランスになってきていることなどが花粉症の発症を促進すると考えられています。

・住宅環境の変化
住宅やオフィスの近代化に伴い、アスファルトで敷き詰められた地面に落ちた花粉が土に帰らず、再び舞い上がって症状を出しているとも言われています。


私たちの体は、 ‘花粉' という 異物(アレルゲン) が侵入するとまず、それを受け入れるかどうかを考えます。 排除すると判断した場合、体はこれと反応する物質を作る仕組みをもっています。この物質を 「IgE抗体」 と呼びます。 抗体ができた後、再び花粉が体内に入ると、鼻の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。 その結果、肥満細胞から化学物質( ヒスタミン など)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。このため、 くしゃみで吹き飛ばす、鼻水で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御する などの症状がでてくるのです。


まず医師による診察を受け、検査・診断をしてもらいましょう。
感作の程度(体が反応しやすくなっている程度)から、治療方法が決まります。

薬物治療

●内服薬:

ねむけ・集中力の欠如・便秘・口の渇きに注意が必要です。

●点鼻薬:

体内へ吸収され、副作用は少ないですが、鼻に薬をつけるわずらわしさを気にする方には不適です。一般的な鼻閉の点鼻薬とは違います。ご注意下さい。

減感作療法

抗原エキスを繰り返し注射します。 体質改善をはかる唯一の方法です。

手術療法

レーザーをはじめ、いくつかの方法があります。


・ 部屋はこまめに掃除をする
・ 空気清浄機を用いる
・ 外出時はマスク
・ 眼鏡を着用する

・ うがい
・ 洗顔を習慣にする
・ 衣類はよくはたく      などがあります。